引き続きRDの組付けです。
RDはFD以上にに簡単です。
RDを取り付けて、内側から2段目(11s)にした状態で、スプロケットと一直線になるように微調整します。微調整はAXSボタンを押して左シフターを操作で内側、右シフターを操作で外側に0.25mm移動します。
ここで注意ですが設定なのかもしれませんが、etapには加速度センサーが付いているようで、動いていないとRDがだんまりしてしまいますので、操作の前に自転車を前後に振ってからRDを起こして操作をしてください。(チェーンを付けてプーリーが動いていると動作していると判断して変速します。)
一番内側(12s)に移動して、ローリミットねじがタッチするまで締めこみます。
一番外側(1s)に移動して、ハイリミットねじを同様にタッチするまでねじ込みます。
RD単体での設定はここまでになります。これから先はチェーンを取り付けての調整となります。
チェーンはRDを通さずにチェーンリングはアウター、カセットはローにチェーンを巻き付けます。
上記のように重なったインナーリンク+1で切ります。例ではインナーリンクとアウターリンクが重なっていますが、私の場合インナーリンクが重なったので、アウターリンクとインナーリンクを+1で切りました。
切断した後はアウター/ハイで取り付けます。コネクトリンクで繋いでコネクトリンクがロックすることを確認します。私はミッシングリンクプライヤーでロックさせているのですが、動画では、リアをロックしてクランクを踏んで、チェーンを引っ張ることによりロックさせていました。コネクトリンクはシマノやKMCと比較すると固めなので、プライヤーを使うことをお勧めします。
チェーンを繋いだら一番ロー(12s)に変速して、付属の赤い樹脂製のゲージでカセットサイズに合わせて調整をします。
Eagleの時も似た感じのゲージがありました。
私は11-28を使っているので10mmに調整ます。
Bテンションボルトを調整して10mmになっていることが確認できます。
最後はFDのガイドの調整をします。
アウター/ハイでFDのハイリミットねじでチェーンとガイドの隙間を1mm程度に調整します。
インナー/ローでFDのローリミットねじでチェーンとガイドの隙間を1mm程度に調整します。
以上で、SRAM Force e-tap axsのインストールは終了です。
バーテープはまだですが、これで重量7.7kgです。Canyon Ultimate CF SL 7と同じ重量になります。ラグ継ぎカーボンフレームということを考えると結構頑張っている重量かと思います。Redだとしても-300g程度なので、コストパフォーマンス的にはForceで十分かなと思います。
変速ですが、特に微調整なく快適に変速します。それに操作が直感的で一発で気に入りました。
Di2は機械式を踏襲しているので右でリア、左でフロントで、機械式からDi2に変更しても違和感はありませんが、前に書いたようにシフトミスをしやすいです。特に冬の厚手のグローブをしていると結構な確率でシフトミスしてました。
それと比べるとSRAMのe-tapはシマノから移行しても違和感はありません。操作は直感的です。
ギアが重たいな・・・ > 左に移動だね! > 左のシフト操作
ギアが軽すぎるな・・ > 右に移動だね! > 右のシフト操作
坂だ! > フロントを軽く > 左右のシフト操作
こんな感じでギアとチェーンをイメージしてシフト操作すればいいので、直感的です。しかもスイッチ1つなので、厚手のグローブでもミスはない感じです。直感的というのは大事で登りなどで後半に疲労で思考が低下し、漕ぐことにだけ集中し、シフトがおろそかになるとシフトミスをしやすく気持ちの糸が切れそうになったことな何度もあり、そういう時は何となくで操作してしまうので、考えるのではなく頭でイメージしたように動かそうとするので、直感的な操作はミスが少なくなるのではないかと考えています。